衛鉄を採るため、あちこちに張り巡らされた蜘蛛の巣を避け、崖に近づく。
どうやら、蜘蛛は巣を荒らさなければ襲い掛かって来る事はないようだ。
ツルハシを取り出して岩肌から飛び出ている、黒い尖った金属の結晶を掘り始る。
蜘蛛たちは、金属が岩を削る音に時折警戒の色を見せるが、やがて害が無いと知るとこちらの事を見向きもしなくなった。
やがて、袋一杯の衛鉄を得て山を降りた。
迂回して遠回りをした分時間がかかってしまったのか、麓に下りる頃には日が暮れてしまっていた。
月明かりを頼りになんとか女性の家まで戻ると、闇に紛れて数人の人影が家の中をうかがっている。
人影は意外と鋭く、こちらに気づくと手に持った武器を構えて近づいてきた。
『昼間はこいつらが世話ンなったそうだな!』
リーダー格の男が斧を構えながら話し掛けてくる。
薄暗くて顔は良く見えないが、どうやら昼間のゴロツキのようだ。
『家ン中じゃ狭くて俺たちの実力が発揮できなかったが、ここなら存分にやれるぜ!』
リーダー格の男の後ろからゴロツキ達の威勢の良い声が聞こえてくる。
何も答えず、武器を構えた。
出現する敵
ゴロツキリーダー(1) | Lv.17 | ゴロツキ | 前/前列を攻撃 | HP:267/MP:134 | |
---|---|---|---|---|---|
スキル | |||||
物理 | ベリーハードアタック | (ID.178) 大きなダメージを与える攻撃。剣、斧、槍、槌、短剣限定 3回? | |||
物理 | ベリーハードスマッシュ | (ID.181) 命中率は下がるが、より大きなダメージを与える攻撃。剣、斧、槍、槌、短剣限定 3回? | |||
物理 | ベリーハードバスター | (ID.193) ダメージは低いが命中しやすい攻撃。剣、斧、槍、槌、短剣限定 3回? | |||
特殊 | 打撃追加Lv1 | (ID.429) 自身に武具効果『打撃追加Lv1』を得る |
属性 |
コメント: ごろつき一味のリーダーですね。悪漢供には制裁を、です。 ダメージはすごく痛いわけじゃないですけどなかなかできます。 レール系の魔法で止めちゃいましょう。 | |||||||
土 | 水 | 火 | 風 | 聖 | 闇 | 合計 | ||
攻撃 | − | − | − | − | − | − | 0 | |
防御 | − | − | − | − | − | − |
ゴロツキナイト(3) | Lv.15 | ゴロツキ | 後/後列を攻撃 | HP:245/MP:142 | |
---|---|---|---|---|---|
スキル | |||||
先制 | チャージ | (ID.100) 物理攻撃先制スキル。 隊列が後列でないと使えない。剣、槍限定 属性○ | |||
物理 | エスブレイバー | (ID.189) 命中率、ダメージ共に高い攻撃。剣、斧、槍、槌、短剣限定 1回 属性○ | |||
物理 | ハードアタック | (ID.177) 大きなダメージを与える攻撃。剣、斧、槍、槌、短剣限定 3回? |
属性 |
コメント: 懲りないゴロツキたちです。きっちり懲らしめましょう。 今度はリーダーもいるからチャージできるんですね。 魔法使いの人も今度は前に出にくいです。 カウンターが出来る人を下げるとかして対抗するといいかも? | |||||||
土 | 水 | 火 | 風 | 聖 | 闇 | 合計 | ||
攻撃 | − | − | − | − | − | − | 0 | |
防御 | +1 | − | − | − | − | − |
前 | 後 |
● | |
← | ● |
← | ● |
← | ● |
経験・お金(5名) | |
---|---|
経験値343 | クエストボーナス経験値 150 |
218 Bol | クエストボーナス金 なし |
スキルポイント 5 | クエストボーナススキルポイント 10 |
クエストボーナス 「ワーズスミス」「セージ」「インベスター」にクラスチェンジできるようになる | |
クエストボーナスアイテム 『薬学の基礎知識』 |
落し物 | |
---|---|
種類 | 名称 |
通片斧 | ゴロツキリーダーアクス |
回復 | モットポーション |
回復 | ワリトポーション |
換金 | ゴロツキのヘソクリ |
スキル習得 | ゴロツキの心意気 |
Lv1宝箱 | Lv1宝箱 |
Lv2宝箱 | Lv2宝箱 |
Lv3宝箱 | Lv3宝箱 |
Lv5宝箱 | Lv5宝箱 |
ゴロツキ達はそう言い放つと、躓きながら逃げていった。
「いい気味だわ、ざまーみろよ!」
争いの音が収まると、女性が家の中から出てきた。
女性は袋を受け取ると、満面の笑みをうかべる。
「ありがとう、助かったわ!
それに、あいつらをコテンパンにしてくれてスッキリしたわ。 お礼にこれをあげる」
女性は懐から一冊の本を取り出すと、こちらへ手渡した。
「それじゃあ約束通り、私の知ってる錬金術の事を教えてあげないとね」
いつの間にか、三角形の眼鏡をかけ、手には鞭が。
「手加減無しよ!!」
礼を言った時とはまた別の笑顔で、鞭を鳴らす。
その晩、けたたましい鞭の音が朝まで鳴り響いたとか響かなかったとか。