Elder Asqall with his Rain-bow

キースタワーのエントランスへと向かった。
カードをかざすと、石がこすれる音と共に壁が開いていく。
明かりの無い部屋の中に入ると、背後で扉が閉まる音がする。

相変わらず闇の中を、部屋は音を立てながら下っていく。
ごっ、ごっ、っと規則正しい音は、自らの心臓の音が闇の中で響いているようにも感じる。

やがて部屋の動きが止まり、扉が開く。
そこに居たのは、寂しい頭髪に豊かな顎鬚を蓄えた老人。
手には見た目業物と分かる瑠璃色の弓。

｢やはりこのような爺ではなく、若い者に向かえてほしかったかのう？｣

カッカッカ、と笑い声を上げながら、こちらをからかうように言う。

｢さて、手合わせ願おうとするか。
土のブラウンのように簡単には行かぬぞ。
まぁ、この老体を刃に晒すのは辛いので、後ろからじっくりやらせてもらうがのう｣

勝利条件：30ターン以内の敵の殲滅
地形効果：なし

出現する敵

｢良い手合わせじゃったよ……｣

バシャッと音を立てて、老人は水になり、床に消えた。

更に奥へ続く階段へと、足を向けた。