Going under ground!

キースタワーへとやってきた。
今までのようにカードを塔へかざし、壁を開く。

これまでと開く場所が今までと違うのは、上と下、方向の違いからだろうか。
内部も無機質な感じではなく、岩を切り出して作られている。
部屋の中へ入ると、扉が勝手に閉まるのは今までと同じか。

入口からの光が完全に閉ざされると、部屋は揺れ、下へと向かい始める。
上へ登る部屋なら、勝手に明かりが灯っていたのだが、どうやらこの部屋にはそんな仕組みは無いらしい。

完全に閉ざされた闇に不安を覚え始めた頃、ようやく部屋がその動きを止めた。
扉が開き、炎の生み出す赤い光が部屋の中へ徐々に差し込んでくる。

｢ようこそいらっしゃいました、お待ちしておりました｣

扉の前に居たのは、黒い服に白い手袋を着こなした、長身の若い執事。
穏やかな微笑みを浮かべながら、こちらを部屋の外へと案内する。

部屋の外も無機質な感じは無く、石造りの大きな部屋は古代遺跡の洞窟といった方がしっくりくる。
ここは一体、と質問を投げかける前に、若い執事は手を広げて喋り始める。

｢まずは塔の制覇おめでとうございます！
我が主人も大そうお喜びでございました。
……が、それでは少々物足りないと申されましたので、こちらで余興を用意させて頂きました｣

部屋の奥、明かりの届かない暗闇から何かが姿を現す。

｢それでは、また後ほど……｣

執事は深く一礼すると、まるで霧のように消えていった。

勝利条件：20ターン以内の敵の殲滅
地形効果：なし

出現する敵

部屋の奥には、更に下へ続く階段がある。
やはり、この階段を下っていけ、という事なのだろうか。