Stairway to the end

キースタワーへとやってきた。動く部屋のカードを使うと、動く部屋の扉を開いた。
広く、無機質な部屋の中には銀色が居た。
ずっとここで待っていたのだろうか、こちらを見つけると手を振りながら寄ってくる。
その表情は、銀色に包まれて見ることができないが。

｢さぁ行きましょうかネ｣

銀色がそう言うと、動く部屋は上へと上り始める。
未だに慣れない浮遊感。 やがて軽いベルの音と共に、部屋が止まる。
扉が開くと、そこは暗闇が広がっていた。

｢灯りはドコだったかナ……｣

銀色が手探りで壁を探し、やがてパチンという軽い音と共にフロアに光が溢れる。
どうやら、あの壁のヘコみがフロアに光を灯す仕掛けのようだ。
灯りを灯し、フロアを進み始めると、軋むような金属音。
通路の角から現れたのは、二本足で歩いている金属のゴーレム。

と、バシンという音と共に突然フロアの明かりが一斉に消えた。
獣の唸り声のような音が響き渡り、目のチカチカする赤い光りが明滅する。

｢さっきのスキッチヲ！ これじゃ暗くて何も見えませんデスヨ！｣
暗闇の中、記憶を頼りに来た道を引き返す。

確かこの辺りに……

明滅する赤い光の中、記憶と手先の感覚だけでスイッチを探し出す。

ガシャリという金属の足音が、すぐ後ろに迫る。
どうやら、スイッチを探している暇はもう無いようだ。
時折ゴーレムを照らす赤い光を頼りに武器を構えた！

勝利条件：30ターン以内の敵の殲滅
地形効果：暗闇（命中低下）

出現する敵

次の階がこの塔の最期───呼吸を整えると、上へ昇る階段を探し始めた。