Knights of the flame.

１１階へ続く階段を上った。

　辺りの気温は益々上がったような気がする。
壁から聞こえてくる奇妙な低音も相変らず不快感を増大させる。
誰かに見られている気がするのは、不快感からくる想像だろうか？

○分岐１　条件：集中35くらい（35だと失敗あり）
成功	失敗
それでも何とか集中力を保ちながら進むと、 何か壁にキラリと光る物を見つけた。 殺意のようなものを感じ、反射的に身をよじる。 次の瞬間、壁にカツンと軽い音を立てて小さな針が地面に転がる。 刺さっても傷が残らないほど細く小さな針だが、 きっと何か毒でも仕込まれていたのだろう。	それでも何とか集中力を保とうとしたが、 やはりこの不快感のせいで集中力が途切れてしまったのだろう。 突然首筋にチクリと軽い痛みを感じた。 手で振り払うと、小さな針が地面に落ちた。 針に仕込まれていた毒はすぐに効果を表し、 たちまち気分が悪くなってくる。 ※刺された人は毒状態に

　他にも何か罠があるかもしれない。
罠のありそうな場所を調べてみる事にした。

○分岐２　条件：集中33くらい（今のところ33でＯＫ)
成功	失敗
案の定、前を通ると何かが吹き出てくるしくみを発見した。 吹き出てこないように、手持ちの布を水にしめらせ詰めておく。 息を止めながら罠を動かしてみると、しゅーっという空気音はするが、 布が見事に遮断した。	何も無いようだ。 安心して先に進もうとしたとたん「しゅーっ」という空気音がし、 真っ白な煙が体を包み込んだ。 慌てて煙の中を突っ切ったが、何かのガスだったのだろうか、 武器を持つ手に力が入らない。 ※攻撃力低下？
○分岐３　条件：たぶん集中
成功	失敗
そして、通路の奥に先ほどのと同じような罠があるのを見つけた。 慎重に穴を塞ぎ、何も漏れ出さないようにする。 細工はうまくいき、穴からは何も漏れてこなかった。 しかし、安心する間も無く、突然目の前に炎が吹き上がる。	しかし罠はこれで終わりではなかった。 しゅーっという空気音が襲い、何かのガスが体を包む。 刺激物が喉を直撃し、たまらず咳き込んでしまう。 これでは、呪文がうまく唱えられない……！ ※魔法攻撃力低下？ それを狙っていたのか、突然目の前に炎が吹き上がる。

ほっと一息つく間もなく、今度は通路の奥からモンスターが姿を現した。

勝利条件：30ターン以内の敵の殲滅
地形効果：なし

出現する敵

モンスターを退けると、突然横の部屋の中からガラガラと何かを崩すような音が聞こえてきた。

武器を構えてそちらを見ると、扉が開き、中から埃まみれの男が一人出てきた。
男は抵抗の意思がない事を示すように手を体の前で振りながらこちらに近づいてくる。
｢あぁ、あんた達か……｣
よく見れば、埃まみれの男は５階でカードをくれた男、アルだ。

｢まいったね、罠や仕掛けならどうにかする自信はあるんだが……不死人…アンデッドってーのはちょいと相手にできないぜ。
気をつけた方がいいぜ、この上の階には骨だのゾンビだのがうじゃうじゃいやがる。
見境無く襲ってくるもんだから、俺じゃどうしようもなくて床板ブチ抜いて下に逃げてきたって訳さ｣

よほど慌てていたのだろう、受身を取り損ねてしたたかに打ち付けた腰を撫でながら、ヤレヤレといった顔をしている。

｢それでも…不幸中の幸いっていうのか？ 落ちてきた部屋でこれを見つけたよ。
分けてやるほどあるから……ちょいと下まで肩貸してくんないかな？｣

カードを受け取り、アルを地上まで送ってやる事にした。