とらぶる☆くっきんぐ

ガサゴソと動く音がする扉に近づいた。
一通り調べて、罠が無い事を確認すると、少しだけ扉を開け、中の様子をうかがってみる。

扉の隙間から見える五段重ねの巨大なケーキ、そして様々な料理の匂い。
しかし何かが動く音はするものの、人の姿は見当たらない。

思い切って中に入ってみる。

○分岐　条件：「カード・オブ・パフ」を持っている
持ってる	持ってない
ポン！ と、何かが弾ける軽い音がした。 何事だろうと見回すと、パルフェナがそこにいた。 目をキラキラ輝かせながら、まるで吸い込まれるようにケーキの方へ向っていく。 慌てて止めようとするこちらに向って、足元から突然 『何やってんのアンタ達！ つまみ食いは勘弁しとくれよ！』 と声をかけられた。 足元には、小さなエプロンをつけたネズミたち。 頭の上に料理の盛り付けられた皿を抱えてるところを見ると、料理を作っていたのはこのネズミたちだろうか。 ガタン！ ネズミに気を取られている間に、パルフェナがテーブルを揺らしてケーキに突撃していた。 そして、まるで食べられるのを拒否するようにケーキが身を震わし、浮き上がる。 『あぁもう！ 何やってんだいアンタ達！』 ネズミの悲痛な叫びが調理室に響き渡った。 これは早く片付けないと、色々大変な事になりそうだ……！	『ちょっと、皿が足んないよ！』 『塩！ 塩持ってきとくれ！』 『こっちも忙しいんだ！ 自分でやっとくれよ！』 『早くしないとまた怒られるよ！』 様々な声が足元で飛び交っている。 見ると、小さなエプロンをつけたネズミ達が忙しそうに料理を運んでいる。 『ちょっと、アンタ達！ 汚い格好で部屋に入らないでくれるかね！』 突然後ろから声をかけられて思わずたじろぎ、テーブルに手をついてしまう。 それに反応するようにケーキが身を震わし、浮き上がる。 『あぁもう！ 何やってんだいアンタ達！』 ネズミの悲痛な叫びが調理室に響き渡った。 これは早く片付けないと、色々大変な事になりそうだ……！

勝利条件：10ターン以内の敵の殲滅
地形効果：なし

出現する敵

散らばったクリームの中に、何やらカードが一枚。
これがカードの『核』だったのだろうか。

『何これええええぇぇぇ！』
崩れたケーキを見たネズミ達の悲痛な叫びが部屋に響く。
カードを手に、そそくさと部屋を後にした。